無垢の家具ってどうですか?
正直重いです。
右の写真は、巾2000奥行500高さ350ブラック・チェリー材のTVボードです。
20mmの扉以外、箱本体はすべて厚み30mmで統一されすごく重厚感があります。
でも比例して重量も70Kgを超え、重いです。
いわば重厚感が欠点にもなるのですが・・・ご心配なく。
いくつかに分解すればその問題は解決できます。
どうぞご相談ください。解決方法は必ずあります。
『千切り(チギリ)』 ってご存じですか?
写真は厚さ60ミリのスギのテーブル天板にウォールナットでできた千切りを
埋め込んだものです。
無垢板の割れを未然に防ぐ、または、それ以上拡がらないようにするための
ものですがあえて色の違う素材ことで意匠的にも映えると思います。
プレスで力をかけて割れを閉じた状態でチギリをいれていますので
見た目以上に天板の割れ止めとして効果があります。
こんな飾り棚はいかがでしょうか?
・巾1200奥行き300高さ1800
・板厚20ミリのウォールナット無垢板でできた飾り棚です。
無垢の家具というと四角いオーソドックスな家具を設計しがちですが、
あえて『無垢の家具』にするというのもアリだと思います。
照明用の丸形LEDを埋め込み、配線を棚板・仕切り板の壁側木口を通しています。
アリ溝加工の組み立てでビスのアタマが出ないようにしてあり、スッキリとした外観になっています。
ウォールナットの素材感を損なわずにお客様のご希望の家具に仕上がったのではと思います。
インセット か アウトセット

もちろん最終的にはお客様の好みで決めればいいことですし、機能的にはさほど問題にはならないとも言えます。
写真はイエロー・ポプラでつくった、ちょっとかわいいアイランドキッチンのベース箱です。側板の厚みは30ミリあります。
オール無垢で箱をつくるとき、どうせなら側板の厚みを見せてはいかがでしょうか。厚みが20ミリでもかまいません。 せっかくの無垢板なのですから、おもいっきり見せるインセットの使用をお勧めしたいです。
化粧ダボ
ビスの金属のアタマが見えているより美しく、市販のプラスチックのものより自然で美しい仕上がりになっていると思います。
写真はポプラ材の箱に対してマトワ材のダボで埋めたものです。なぜ敢えてちがう素材にするかというと、同じ材料だと塗装した際に埋めた境界がより濃く なって不自然に見えるからです。
二枚目の写真が実際に弊社で使っている自家製ダボです。わかりにくいですが右側が太くテーパーになってより抜けにくくなる仕組みです。 さらにダボが長さ方向で伸び縮みしないよう繊維方向を選んでいるため埋めた後も何年経っても美しいままです。
固定棚か可動棚か

ニ○リをはじめ量販品の家具ならば可動棚でしょう。いや私共で通常作っている注文家具も、棚に関しては棚柱や 棚ダボを使った可動棚をさほど考えもせず採用していた気がします。
しかし考えてみれば特注の家具がそれでいいのでしょうか。オーダーメイドで服をつくる人が将来太るだろうからと大きい服にはしないはずです。 可動棚も一度位置を決めればそんなに何度も移動しないものです。その使わない棚位置の為、余分な金物代+加工代がかかっているのです。
たかだか棚。されど意外と奥深い棚の話と、すごく勉強になりました。
懸魚

正確に言うと中央部分の蕪(かぶ)のような形の部分が縦に連なったものが『懸魚』で、左右に広がっているところは『鰭(ひれ)』と呼ばれるものです。 さらに懸魚の中央付近にある花のようなものは『六葉(ろくよう)』という飾りです。小さく見えますが、かなり大きなものです。
たまにこういう珍しいお仕事をいただくと結構、うれしいです。苦労することも多いですが納めたあとの達成感はこのうえないです。
ちなみに付けられるようなったのは鎌倉時代以降ということで寺社巡りの際の会話ネタにもなっております。
格子戸


材料は厚みが40mmの米ヒバ材です。裏からガラスを嵌め寺院の玄関を飾ることになります。
昔からの『和』だと、框の巾はもっと狭くということになりますが、120mmという巾のためちょっと『洋』の雰囲気も感じると思います。 格子を組み合わせて洋風にデザインしてみるなんて、どうでしょうか。
ブラック・チェリー材
扉の材料に ブラック・チェリー を追加しました。木目が美しい材です。どうぞお試しください。
ルーバーで機能性を追加
ドア、扉とも可能です。ぜひ、一度ご検討ください。